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7月15日の夏の例大祭「祇園祭」で式典に先立ち行われる神事です。

この鞍岡の地には八岐大蛇(ヤマタノオロチ)伝説が伝わっています。素戔嗚尊(スサノオノミコト)が八岐大蛇を退治した故事にちなみ、悪魔退散を祈願する行事として古くから伝承されています。

八岐大蛇を「真茅(まかや)」で作り、境内社の古我無礼神社の神殿の右の木に巻く大蛇は八尋、左の木に巻く大蛇は七尋と定められています。頭は新しく芽生えた真竹を割って作った橋の上に向け、一夜造りの甘酒を添え、素戔嗚尊の八岐大蛇退治を再現しています。

橋も桁に並べる板の数は陰暦平年は月数の十二枚、うるう年は月数の十三枚を茅で結びつけるのを習わしとしています。

なお、この真茅の八岐大蛇は「矢惣園組」の人々により作られています。

森巻きが終われば、真茅で土俵を作り、角力(すもう)の取組が行われます。これも陰暦平年は十二番、うるう年は十三番と決められており、取組は大人でも子供でも可とし、立行司・副行司の役は世襲として代々受け継がれています。