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宮司からのお便り~祇園神楽伝承教室~

いつも祇園神社にご参拝いただき、ありがとうございます。

今回は、「祇園神楽伝承教室」の案内です。

祇園神楽は高千穂・岩戸神楽と同様に33番の舞が伝承されていますが、その半分は高千穂・岩戸神楽系列であり、残りの半分は伊勢神楽・出雲神楽です。

出雲調子と言われている太鼓や笛の調子六調子も伝わっており、それらが融合したとても珍しい神楽です。

都の文化を持って流れてきたことが色濃く分かる神楽であり、そして歴代の宮司が伊勢の守・出雲の守であったことが影響しているのでしょう。

そしてこの祇園神楽は「願成就の神楽」として秋の祭で舞われてきました。

願をかけ特別に舞っていただくものですが、このため秋の「おくんち祭」は願成就の祭とも言われています。

今回、この「願かけ・願成就の神楽」を復活するとともに、「祇園神楽伝承教室」を開催することにしました。

氏子以外には教えないものとされてきましたが、神楽の奉仕者の減少とともに伝承が困難になってきています。

このため、男女問わず広くご賛同いただき、伝承していただきたいと考えています。

伝承教室は6月・7月の毎週土曜日の午後に開催します。

願かけ・願成就神楽の申し込み、神楽伝承教室の申し込みとも受付を開始いたしますのでお知らせいたします。

申し込み、ご参加をお待ちしています。